篠原沙里通信
11/05/2005)


篠原沙里の本

SMAPクロニクル
アイドルと日本文化の深層
(作品社)
2008年7月

1800円


『スマップ・ウォッチング
「アイドル」で平成日本社会を読み解く』
 (日経BP社)
2003年11月
 1400円


人はなぜ「白い影」を語り続けるの
直江庸介という誘惑
 (光文社)
2003年4月
1800円

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■□■アイドルという存在で在ることの意味■□■

2009年4月23日 
SMAPという共同体にまた一つの出来事が訪れました

コンサート会場へ向かう途中の道すがら、われわれは
すでに圧倒的な数の人波の中で心がのまれている。
ドームやスタジアムへ着いてスタンド席を支える巨大な柱を見上げるとき、
あらためて五万人という数の威力に圧倒される。
SMAPとの距離はあまりに大きく、コンサートで目にする
五人の姿はあまりに小さくはかない。
五万分の一であるファンとしての自分の存在を
受け入れつつも、SMAPという巨大な幻影との関係を
結び続けること。SMAPファンでいることは、
心理的に熟練を要することなのだ。(222-223頁)

あまりにも大きくなったSMAPという記号の中で活動することは、
時間的にも、心理的にも、大変な制約が
つきまとうはずだ。今、SMAPのメディアへの出現量は
限界を越えかけているように見える。
大衆とかれらをつないで、人気という熱を送るパイプ
は破裂寸前になっている。(231頁)


2008年7月に出版した『SMAPクロニクル』の中から
いくつかの部分をあげてみました。。

[篠原沙里は"ジャニーズ研究会"とは一切関係ありません。]

concept of this site
こは、TVドラマ「白い影」(2001年TBS)に心打たれ た人々が立ち寄ってくださるようにと設けた部屋です。 このサイトの特色は、電脳空間に書き込むのではなく、 プリント・メディアで発表した情報に限られていることで す。共同研究者下河辺美知子の原稿も収録しています。 部屋の所有者、篠原沙里と一緒に『白い影』のこと、直 江庸介のこと、中居正広さんとSMAPのことを語ってくださ る方が増えていってくれると嬉いと思っています。
since 10/1/2002
 

■篠原沙里とはどんな人?
下河辺美知子が篠原沙里と出会ったのは、2001年6月、ア メリカ東海岸の大学町でのことでした。いわゆるNN病患者 として現れた篠原に、下河辺は、直江庸介という架空の人 物に取り付かれた者同士として感応するものを感じ、二人 は共同で研究を続けてきました。文学批評理論、ことに精 神分析批評の洞察を使うことは共通した手法ですが、下河 辺が研究者として科学的・客観的分析という立場に立つの に対し、篠原は一ファンとしての心情を中心に言説をつづ っていきます。二人の書くものが相互に補いあい、ドラマ 『白い影』、中居正広さん、SMAPというグループの魅力が ますます明らかになっていくことを願っています。

■テレビドラマ「白い影」
多発性骨髄腫という難病を誰にも知られず、レントゲンに 写る白い影を追いながら、一人で病状の経過を記録し続け る外科医、直江庸介。医者という立場にあるがゆえに自分 の余命を知りうる彼は、肉体の滅びの過程を医療に委ねる ことが出来ず、自分の手で完結させるために支笏湖に身を 投じる。看護婦志村倫子には遺書としてのヴィデオレター を残し、同僚の医師小橋には自分のデータを委ねた直江の 存在は、遺された者たちにそれぞれの思いを抱かせる。

■NN病とは?  
2001年1月から3月に放映されたテレビドラマ「白い影」 (TBS)の視聴者の中で、このドラマに魂を奪われたと 自称するファンたちが自らに付けた病名。外科医直江庸介 と主演中居正広の頭文字を重ねてNN病という。インター ネットの電子掲示板(BBS)内で言われ始めた言葉。 自称NN病患者によると症状は以下のとおり。

・ 直江/中居の姿を見ないと禁断症状がおこり、無意識に ヴィデオの再生ボタンを押す
・ 次のセリフ、次の音楽がわかっているのに、涙がじわっ と出てきてしまう
・ 「白い影」について語らずにはいられず、「白い影」関係B BSに一日一度はアクセスする
・ 日常の動作、言動に「白い影」のシーンを真似してしま う
・ テレビで中居正広の出る番組を追いかけてしまう
・ 「白い影」に出てきた場所へ実際に行って、直江の面影を 追ってしまう

   
 ■PSIKO 特別連載企画 <2001年11月〜2002年4月> 共同製作者:下河辺美知子
  『白い影』はなぜオーディエンスをとりこにしたのか-「NN病患者」という社会現象を考える

『白い影』の白い衝撃/ 「NN病患者」はネット病か?
NN病一症例:患者名篠原沙里
<以下、スペシャル・インタビュー>
「白い影」ノート1 :哀しみは密かにやってくる
中居正広-はかなさの魅惑
■伊佐野英樹氏インタビュー
 「直江庸介役に中居正広を起用した理由」
■ある精神科医の生と死 河村直哉
「白い影」ノート2 :救いの予感が聞こえるとき
中居正広-なまめかしさの気配
■白川和子さんインタビュー
 「石倉の妻が直江庸介に託したもの」
■『無影燈』直江庸介の魅了 國重純二

「白い影」ノート3 :直江庸介の"手"がつかんだもの  中居正広-踊る身体の魔術

■三城真一氏インタビュー
 中居正広は直江庸介を演じるために生まれてきた
「白い影」ノート4 :時間の支配/運命の分配
中居正広-悪魔的なるもの
■吉田健氏インタビュー
 中居正広が直江庸介になるまで
■直江庸介への手紙 篠原沙里
「白い影」ノート5 :コンパッションの力
中居正広様-"だから"と言えるあなたへ
■渡辺淳一氏インタビュー
『無影燈』と直江庸介について訊く
( 聞き手 篠原沙里 )
■特別対談■
「白い影」とはどんなドラマだったのか
〜日本社会におけるテレビドラマの意味〜
  鴨下信一(演出家/TBSエンターテイメント会長)
×下河辺美知子(成蹊大学教授)
「白い影」連載を振り返って
 PSIKO編集長 志村昌彦

■PSIKO 掲載文 <模倣版/SMAP共同体、スマップ・ウォッチング、ドラマ特集、他>

タイトル
   掲載媒体/年月日/他
20 連載■日本のテレビドラマを考える(特別編)
「テレビドラマをめぐる現代ネット環境における」<インターラクティヴ>の意味/『白い影』と『砂の器』公式掲示板(BBS)のケース
PSIKO 第47号  2004年8月号
18 連載■日本のテレビドラマを考える
「白い巨塔をめぐって」)
PSIKO 第45号  2004年6月号
18 連載■スマップ・クロニクル(SMAP CHRONICLE)
第3回 2003年6月8日「韓国大統領との直接会話」
PSIKO 第45号  2004年6月号
16 連載■日本のテレビドラマを語る(2)
「即時的な感応と時間を経て表出する反応」
PSIKO 第44号  2004年5月号
15 連載■日本のテレビドラマを語る(1)
「白い巨塔をめぐって」
PSIKO 第43号  2004年4月号
14 連載■スマップ・クロニクル(SMAP CHRONICLE)
第2回 1996年4月15日(月)「SMAP×SMAP」第一回放送/歴史に残るバライティは現実への回路を開いた
PSIKO 第42号  2004年3月号
13 連載■スマップ・クロニクル(SMAP CHRONICLE)
「大衆文化から平成日本社会を記録する」
第1回 2003年1月31日「NHK紅白歌合戦大トリ」
PSIKO 第41号  2004年2月号
12 連載■スマップ・ウォッチング
第7回「コメディアンという仕事」
PSIKO 第32号  2003年6月号
11 連載■スマップ・ウォッチング
第6回「あなたは『世界に一つだけの花』ですか?」
PSIKO 第31号  2003年5月号
10
『白い影』本の出版告知
PSIKO 第30号  2003年3月号
9
連載■スマップ・ウォッチング
第5回「人はなぜ歌うのかな」
PSIKO 第29号  2003年2月号
8
連載■スマップ・ウォッチング
第4回「声と身体の力学」
PSIKO 第28号  2003年1月号
7

連載■スマップ・ウォッチング
第3回「SMAPという商標(トレードマーク)」

PSIKO 第27号  2002年12月号
6
連載■スマップ・ウォッチング
第2回「英語と自己表現」
PSIKO 第26号  2002年11月号
5
連載■スマップ・ウォッチング
   /「アイドル」で平成日本社会を読み解く
第1回「リテラシー共有の悦楽と責任」
PSIKO 第25号  2002年10月号
4
「SMAPという共同体(下)」 (下河辺)
PSIKO 第23号  2002年8月号
3
「ピースは二度語られなければならない
:映画『模倣犯』と現代社会」 (下河辺)
PSIKO 第22号 2002年7月号
2

「SMAPという共同体(中)」 (下河辺)

PSIKO 第21号 2002年6月号
1
「SMAPという共同体(上)」 (下河辺)
PSIKO 第17号 2002年2月号

PSIKO 11月号の「ベタベタ・イングリッシュ」の回答
PSIKO 10月号の「スマップ・リテラシー」の回答